●機械保全技能検定の利用実績（2021年度の受検人数）：3級 機械系保全作業：76名

●その他の推奨資格：機械検査3級、機械加工（普通旋盤） 2・3級、機械組立仕上げ 3級

本校は、大正十年、大実業家で鉱山王と呼ばれた、久原房之助氏のご寄付により県立の工業学校として山口県内で初めて創設された学校で、令和3年度に創立100周年を迎えました。

「愛と正義」を校是とし、本年度の重点努力目標として、地域産業を担う人材の育成「凡事徹底」を掲げ、技術革新やものづくりを支える将来の専門的職業人の育成及び社会に有為な職業人の育成に取り組んでいます。
現在、全日制4学科（システム機械科、電子機械科、情報電子科、化学工業科）449名、定時制1学科（機械科）21名となっています。

システム機械科の特徴のひとつに「文武両道」があります。
運動の面では、4科対抗で行われる体育大会で27年連続優勝を継続中です。（生徒と一緒になって盛り上がります）
勉強の面では、技能検定へのチャレンジを中心に、全国工業高等学校長協会ジュニアマイスター制度による受賞者数で校内をリードしています。
技能検定へのチャレンジについては2年生から推進しています。その最初に取り組むのが前期の3級機械保全技能検定です。2年生のチャレンジ目標のひとつとして位置づけ、部活動の大会日程等と試験日程を確認し受検を勧めています。
無料で受検できるわけではないので、ある程度の合格率が求められます。検定合格と機械の基礎的知識を広げるための補習を行い受検に備えています。
補習を行うことで、生徒との人間関係が深まり、部活動に近い信頼関係が生まれることを実感しています。（27連覇のひとつの要因だと勝手に考えています）

その他の技能検定では、3級機械検査、2・3級機械加工（旋盤作業）、3級機械組立仕上げを受検し成果を上げています。今年度卒業予定の3年生で、3種類以上の技能検定に合格した者が8名となっています。
また、高校生ものづくりコンテスト旋盤作業部門全国優勝や若年者ものづくり競技大会全国優勝などの輝かしい実績にも繋がっていると思います。

※本記事は2022年2月掲載時の情報です。