●機械保全技能検定の利用実績（2021年度の受検人数）：2級 機械系保全作業：8名、3級機械系保全作業：27名

●その他の推奨資格：QC検定3級、機械加工3級、機械検査3級

本校は、「モノづくり　ひとづくり　貢献するたくみの力」を掲げ、自分の身体を使って体得する「モノづくり」の本質を大切にし、モノづくりの実技・実習を教育の中心に置くことにより、プロになるための高度な技能・技術と専門知識を身につけ、また社会人としての常識を併せ持つ即戦力の人材育成を目指しています。

上記の目標を掲げ、機械システム系分野で活躍するモノづくりのエンジニアを目指すべく、生産技術科では機械保全技能検定の資格取得を推奨しています。
2年間のカリキュラムで機械保全技能検定3級ならびに2級まで合格可能であり、毎週1コマ100分の授業で資格取得に特化した講義や模擬試験を実施しています。
希望者には放課後の演習サポートや試験前には自主学習が行えるよう参考書を毎年購入するほか、実技試験で出題される資材についても取り揃えており、資格取得のためだけではなく実践的な授業・実習が可能です。

そのほかにも本科で学ぶメリットは、専門課程修了直前に行う技能照査（卒業試験）に合格すると、技能検定（2級・3級）の学科試験が免除されます。このような制度を活用して、機械保全技能検定の合格を後押ししています。

企業によっては、2級の資格取得が評価され、3級に比べて資格手当を多くもらえることも、2級まで受検する動機の1つとなっています。また、資格を持っていることで、企業での活躍の場が広がったとも聞いています。
さらに、就職前に資格を取得しておくことで、1級の受検資格が短縮されるため、企業の即戦力として活躍することができます。

また、本校では外国人留学生を受け入れており、留学生もエンジニアを目指して資格取得に励んでいます。昨年は7名の留学生が機械保全技能検定3級に合格することができました。
本科でしっかりと技能・技術と専門性を身につけることにより、留学生でも企業に歓迎してもらえる確かな人材育成を目指しています。

これからも、「モノづくりのプロフェッショナルを目指す」ひとつの取組みとして、機械保全技能検定を活用したいと思います。

※本記事は2022年8月掲載時の情報です。